ディスクドライヤー(乾燥機)
ディスクドライヤーとは


ディスクドライヤーは、汚泥やスラッジの乾燥処理において最適な乾燥機です。飽和蒸気を熱源として利用し、ディスクやケーシング壁面を通じて高効率で処理物に熱を伝え、迅速な乾燥を実現します。その特徴的な機能や利点は、多くの業界で注目されています
ディスクドライヤーは、効率的な間接加熱処理を飽和蒸気によって実現しています。この方法により、処理物への熱の伝達が効率的に行われ、高品質な乾燥物が得られます。また、コンパクトな設計により限られたスペースでも高い乾燥能力を発揮できるため、工場や施設のスペース効率を最大限に活用することができます。
さらに、ディスクドライヤーは間接加熱方式を採用しているため、排ガス量が少なく、大規模な排気や集塵設備、脱臭設備が不要となります。これにより、環境への負荷を低減しながら効率的な乾燥処理が可能です。また、2軸ディスクの撹拌作用により、処理物の表面と内部の均一な乾燥物が得られるため、品質の安定性が向上します。さらに、ディスクに付着した原料の掻き取りによって、伝熱面の確保が安定し、効率的な乾燥が持続します。
ディスクドライヤーは、飽和蒸気の圧力や温度調整、排出部のセキ板調整によって、排出される処理物の水分調整が可能です。これにより、処理物の乾燥度合いを細かく制御し、ニーズに合わせた最適な乾燥結果を実現します。
その優れた性能と堅牢な構造により、安定した運転と低い故障率を実現しています。保守が容易でランニング費用が抑えられるため、長期にわたり経済的な運営が可能です。
ディスクドライヤーの特徴
ディスクドライヤーのフロー

ディスクドライヤーの用途
汚泥処理コストの低減
工場内の水処理設備から発生する汚泥は脱水処理されても70~90%の水分が含まれます。 産業廃棄物として処理する場合、水分を多く含むほど重量が増え処理コストの負担がかかります。 脱水処理された汚泥をディスク乾燥機で水分10~30%に乾燥することで、処理重量が減り、処理コストの低減が可能になります。

肥料・飼料
酒造工場や食品工場などから発生する食品残渣を、水分10~30%に乾燥することで、取扱やすい粉粒状の肥料・飼料として有効活用することが可能になります。

汚泥の燃料化
下水汚泥など有機物汚泥を乾燥処理することで、バイオマスボイラーの燃料として有効活用することが可能です。

乾燥のしくみ
乾燥機へ供給された処理物は、中空で内部に蒸気が通った軸とディスクおよびケーシングに接触することで、蒸気から熱が処理物に伝熱します。 この時、蒸気が冷却されて凝縮点以下の温度になると液相(ドレン水)に変化する.この過程で凝縮熱と呼ばれる大きな熱エネルギーが、ディスク壁面を通過し処理物へと伝わり 処理物を急速に加熱させ内部に含まれる水分が蒸発することで乾燥処理が行われます。さらに軸ディスクが回転することによる撹拌効果によって、加熱されあたディスク表面の処理物は 新たな温度の低い処理物へと置き換わり、蒸気から処理物へ熱の移動が連続的に促進されつづけます。乾燥機の投入口から供給された処理物は加熱乾燥されながら排出口へ徐々に流れていき 水分が蒸発した乾燥物して排出口から後工程に搬送されます。


ディスクドライヤーの機種
機種 | 処理能力 | 機器サイズ | 動力 |
---|---|---|---|
DDD-010 | 10~20 | 1600×1000×500 | 1.5 |
DDD-020 | 20~60 | 2800×1500×800 | 3.7 |
DDD-030 | 60~120 | 3200×1800×1000 | 5.5 |
DDD-040 | 100~160 | 4000×2100×1200 | 7.5 |
DDD-050 | 150~300 | 5000×2200×1600 | 15 |
DDD-060 | 250~400 | 5600×2800×1800 | 22 |
DDD-070 | 300~600 | 6200×1800×1900 | 30 |
DDD-080 | 500~800 | 6700×2100×2100 | 45 |
DDD-100 | 700~1000 | 8400×2400×2300 | 55 |